黒部の太陽@NHKBS ★★★★☆

 1968年に制作されてからほとんど上映されず、ビデオ化もされていな
かった幻の名作である。
 制作者のひとりである石原裕次郎の「この映画はこういった作品は
映画館の大迫力の画面・音声で見て欲しい」との意向からだそうであ
るが、今回の放映はオリジナル編が3時間16分に対し2時間20分の
大幅カットした特別編となっている。そんなに大切な作品なのに何故
オリジナルのフルバージョンではないのか不思議である。
 内容は、黒部ダム建設のため黒部渓谷に人と資材を運搬する
関電トンネル(大町トンネル)を掘削する物語。
 そのトンネル工事の途中には、掘削困難な破砕帯(断層に沿った
岩石が破壊された帯状の部分で多くの水を含み軟弱)が存在し、
7か月かけて突破する物語。
 難関工事に挑む土木技術者というよりも現場土方の物語、大変
だったんだな~としみじみ、トンネルが貫通した場面では思わず
涙が・・・・。感動しました。
 ちなみに、総工費は建設当時の費用で513億円。当時の関西電力
資本金の5倍。作業員延べ人数は1,000万人、工事殉職者は171人
にも及び、建設工事が苦難の状況がうかがえます。
画像

 テレビの画面でも迫力満点なので、確かに裕次郎さんの仰るとおり
是非劇場で見てみたいものだ。もちろん、フルバージョンで。
 
 ちょっと面白かったのが、黒部第四ダムを造らなければならない理由
というかその使命と立地選定。
 戦後復興期(1956年)、火力発電所だけでは対応しきれずその電力
不足を補うために発電量の調整が容易な水力発電所が必要ということ
だったようである。(電気は貯めておくことはできない) 
 立地については、当時から自然破壊の問題はあり、何故、秘境の地
か?とかあったようであるが、狭い日本、効率的な発電を考えると川の
落差が大きく、豊富な雨や雪解け水が多くダム湖が小さくて済む
(=自然破壊を小さく抑えられる)場所として最適であったようです。
 それに、今では自然と融合した景勝地として年間100万人の観光客
が訪れるという・・・・、一回行ってみたいものだ。
 しかし、今も昔も電力問題は難しい・・・・。今だったらどうなっていた
だろうか・・・・・・・・・・・。

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この記事へのコメント

村石太レディ
2012年03月21日 19:58
BIGGLOB プログランキングから テーマ 音楽検索中です。黒部の太陽 まだ見ていません 裕次郎さんの 有名な映画の一つですね。映画同好会(名前検討中
村石太レディ
2012年03月21日 20:00
すいません 間違えました
BIGGLOB プログランキングから テーマ 映画で検索中です。失礼しました

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