空飛ぶタイヤ@DVD ★★★★☆

 原作は「下町ロケット」の池井戸潤作品ということで、期待通り
の秀作で、テンポの早い展開に引きこまれ、思わず全5話5時間
(WOWOW連続ドラマ)を一気に観てしまいました。
画像

 物語は、大型トラックのタイヤ脱落事故を起こした中小企業の
運送会社が大手自動車メーカーのリコール隠しに挑み、見事に
メーカーの悪事を暴き無実を晴らすという勧善懲悪もの。
 大手自動車会社とメインバンク、中小の運送会社とメインバンク
のそれぞれの人間達が、会社を愛し、守るために良かれ悪しかれ
その立場の論理で考え、行動するのであるが、この人間模様が
また、リアルで面白い・・・・・・。
 必死に隠そうとする大手自動車会社の品質課、その会社の中
でも秘密を暴こうとする良心的な社員の葛藤、それをアメで釣って
黙らせようとするいやらしい上層部、雑誌社に圧力をかけスクープ
を抑えたり、同様な事故を起こした会社を訪ね回り無実の証拠を探
す情に熱い運送会社の二代目社長、いじめを受けるその家族、同
じ銀行なのに大手には無条件で融資、中小には容赦無い貸し剥が
しをするメインバンク、捜査能力に乏しい警察等・・・・・・・。
 
 この物語は、2004年頃、M自動車の実際にあった事故というか
事件がベースになっており、覚えている方も多いと思う。
 おじさんも、2000年頃、仕事で特殊車両改造用にこの会社の
中型トラック(新車)を利用したことがあったが、やはり隠蔽体質
を感じたのを覚えている。
 お客さんから預かっていたその車の調子が悪く、修理しても
らったのだが、どこが悪かったのか説明も無く、所有者(お客
さん)にしか提出する義務は無いとのことで修理報告書も見せ
てもらえず、あーだこーだ理由をつけて結局、お客さんへも修理
報告書は提出されなかったとのこと。
 一般的にはあり得ないことと思うかも知れないが、これが現実
で、この物語、なるほどと妙に納得してしまいました。

 現実社会の多種多様な立場とその論理が詳しく描かれた見応え
のある作品で、見る価値十分です。
 小説の方も読んでみるか。

 

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